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Ann Burton – Ballads & Burton 長い苦境と控えめながらも芯のある歌声。
デビュー作の1967年録音の「Blue Burton」に続く、1969年録音のセカンド・アルバムです。穏やかに染み渡るようなアン・バートンの歌声と、しっとりとした気品のある演奏はルイス・ヴァン・ダイク・トリオにルディ・ブリンクのテナー・サックスとピート・ノ... -
Sonny Clark – Leapin’ And Lopin’ クラーク最後の作品。ケベックとの名演。
この演奏の約1年後に若干31歳の若さで他界してしまったピアニスト、ソニー・クラークの最後の作品。リーダーとしては前作から約2年ぶりの復帰となる6作目です。 派手さはありませんが、クラークのいつものしっとり重たいグルーヴのタッチ、まろやかな旋... -
The Red Garland Trio – A Garland Of Red 録音のきっかけは「ワーキン」での好演。
1956年8月17日録音、ベースのポール・チェンバースとドラムのアート・テイラーとのトリオの初顔合わせ、そしてレッド・ガーランドの記念すべき初リーダー作にして代表作の1枚です。 この作品が録音された当時、ガーランドはマイルス・デ... -
Benny Golson – Gone with Golson ゴルソン・ハーモニーとソロイストとしての魅力。
ベニー・ゴルソンがプレスティッジの傍系レーベル「New Jazz」に1959年に吹き込んだ一連の作品「Gettin' With It」、「Gone With Golson」、「Groovin' With Golson」の3作の内の1枚。通称「傘のゴルソン」で知られております。 作編曲家としての"ゴルソ... -
Donald Byrd – A New Perspective サウンドもジャケもニュー・パースペクティブ。
父が牧師という環境で育ったドナルド・バードは、幼少期よりゴスペルやニグロ・スピリチュアルといった宗教的な音楽の影響を強く受けておりました。そんな精神的ルーツの集大成として、1963年に男性4名女性4名の8名の混合コーラスを迎えて制作された作品... -
Herbie Hancock – Maiden Voyage 才能を開花させていくハービーの大傑作。
ハービー・ハンコックがマイルス・デイビスのクインテットに抜擢された1963年から約2年後の1965年に、そのクインテットのリズム陣そのままの編成とトランペットにマイルスの弟分フレディ・ハバードと、サックスにジョージ・コールマンを迎えて録音された作... -
Kenny Drew – Everything I Love 素朴な響きの中にも流石のセンス。
ケニー・ドリューは1961年にパリに渡り、1964年からはデンマークのコペンハーゲンに拠点を移します。ジャズを芸術として捉えるヨーロッパの方がアメリカより気質があっていたのかもしれません。 こちらの作品は名門スティープルチェイスより1973年にリリ... -
Miles Davis – Bitches Brew 総勢13名によるミニマル且つ壮大なスケールのグルーヴ・ミュージック。
1969年、人類が初めて月に降り立ったという年に、マイルス・デイビスが音楽のカテゴライズやそれまでの既成概念を根底から覆した作品がこちら。総勢13名によるミニマル且つ壮大なスケールのグルーヴ・ミュージックです。 この作品につい... -
Benny Carter – Further Definitions キングのスイートで洗練されたサウンド。
1920年代から約80年もの長い間一線で活躍したベニー・カーターが1961年に吹き込んだインパルスからのリリース第1弾です。ベニー・カーターに加え、同年代のコールマン・ホーキンス、当時気鋭のチャーリー・ラウズとフィル・ウッズを迎え、アルト2管、テ... -
Kenny Burrell – Midnight Blue ブルースはそれに触れた人の数だけあるのだ。
ブルース・フィーリング全開。1963年吹き込みのケニー・バレルのリーダー作。共演には同じくブラックネス全開のテナー・マンのスタンリー・タレンタイン。静かに響くコンガのレイ・バレットとの相性もよいですね。リズム隊のメジャー・ホリー・Jrとビル... -
Lee Morgan – The Sidewinder イメージはTVに出てくる悪い奴。
約2年間姿を消してからの、満を持してのリーダー作、全て自身の作曲によるアルバムです。録音は1963年12月21日、8ビートなどを取り入れた当時斬新であった曲調は"ジャズ・ロック"などと称され空前の大ヒットを記録します。ジャズとしては異例のビルボー... -
Bill Evans Trio – Portrait In Jazz 個性の確立とインタープレイの始まり。
1959年12月録音のビル・エヴァンスのリーダー第3作目。ベースのスコット・ラファロとドラムのポール・モチアンのトリオでの、僅か2枚しかないスタジオ録音の1枚です。もう1枚は4作目の「Explorations」になります。 ビル・エヴァンスは195... -
Sonny Rollins – Plus Four ロリンズとブラウンの僅か半年の濃密な時間。
1956年3月吹き込みのソニー・ロリンズのリーダー作。メンバーはブラウン・ローチ・クインテットのグループです。1955年11月から僅か6ヶ月しか活動は出来ませんでしたが、その間に残された2枚のアルバム「ベイズン・ストリートのブラウン・ローチ」と、もう... -
Booker Ervin – Groovin’ High 硬派でユニークな演奏に囚われます。
自身の名前から取った一連のブック・シリーズ3部作、「The Freedom Book」「The Blues Book」「The Space Book」に加え、その時同時に録音した未収録を集めた作品がこちら。けっしてボツ曲ではなくむしろ一番勢いがあるとも思える痛快な演奏。このアルバ... -
Herbie Hancock – Empyrean Isles 火と光の世界へ。
1964年の吹込み、若干24歳のハービー・ハンコックのリーダー4作目。リズム隊は当時のマイルス・デイビス黄金クインテットそのまま。 ベースはロン・カーター、ドラムはトニー・ウィリアムス、そして珍しいワン・ホーンのコルネットにはフレディ・ハバー...