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Sonny Clark Trio | 2つの違いと本当にやりたかったこと
幻の名盤、タイムのソニー・クラーク・トリオ 幻だなんて、今や歴史的名盤の一枚としてよく知られているアルバムですが、実は1966年にこの作品を出していたタイム・レーベルが活動を停止してしまったために長い間廃盤になっていたようで、1975年にテイチク... -
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Teddi King – Now In Vogue | きっかけはストーリーヴィルとニューポート
ジョージ・ウェインのプロデュース こちらの作品は1955年の吹き込み。ボストンのジャズクラブ&レーベル「Storyville」を設立し、アメリカで最も有名なフェスのニューポート・ジャズ・フェスティバルの創設者のジョージ・ウェインのプロデュースによる、テ... -
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Don Friedman Trio – Circle Waltz | 実はビル・エヴァンスがドン・フリードマン派?
ジャケットのデザインと絵 ジャケット良いですよね。デザインはリバーサイドの作品を多く手掛けるケン・ディアドフ。ブルーノートのデザイナーのリード・マイルス同様、モダン・ジャズという枠を超えて現代に至るまで、デザインの歴史に与えた影響は計り知... -
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Miles Davis Quintet – Round About Midnight | ミュートが渋すぎ、実際5部作
コロムビアへ移籍後の第1作目 最初からマイルスのミュートが渋すぎですね。トランペットってこんなにデリケートな楽器だったっけっていつも思います。1956年にプレスティッジからコロムビアへ移籍後の第1作目。第一期クインテットでの作品です。 プレステ... -
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Red Garland – All Mornin’ Long | オールスターによる、いい感じ
プレスティッジらしい凄腕の面々で堅苦しくない環境でセッションされた作品。この時11月15日の録音と翌月12月13日に行われた録音から4枚のアルバムがリリースされており、マイルスのマラソンセッション4部作に匹敵する内容になっております。 この空気感が... -
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Ben Webster – Sophisticated Lady ストリングスとベテランのサブトーン。
1954年録音。コールマン・ホーキンス、レスター・ヤングと並ぶスウィング期の三大テナーマンの一人、ベン・ウェブスターお得意のバラード傑作です。渋いサブトーンとビブラートの効いたとてもゆったりとした大人のジャズ。包容力が半端ないですね。ウイ... -
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Billie Holiday – Lady In Satin でも、美しい。
メル・デイビス、J.J.ジョンソン、アービー・グリーン、マル・ウォルドロンといったジャズメンに加え、ヴァイオリン10本、チェロ、ハープ、女性コーラスなどを加えた大編成、レイ・エリス編曲による作品です。流れる美し過ぎるストリングスと彼女の晩年... -
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Tommy Flanagan – Overseas 三位一体とはこのことだ。
1957年にJ.J.ジョンソンのコンボでのスウェーデンツアー時にストックホルムで録音された、名脇役と名高いトミー・フラナガンの初リーダートリオ作品。記念すべきスイングジャーナル誌のゴールドディスク第1回目に選ばれた作品でもあります。 &nbs... -
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Bud Powell – Blues In The Closet 美しく濁った音。
1956年録音。やや地味めな印象のあるバド・パウエル中期の名作。ヴァーヴでの最後のリーダー作です。ジャケットのデザインもすごく良いですね。 独特なコードワークが癖になるバド・パウエルの音のセンス。楽曲のグルーヴと音の芯を捉え... -
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John Coltrane – Coltrane Plays The Blues まだ何かが新しい。
1960年にマイルスのグループを離れ、「コルトレーン・サウンド」、「マイ・フェバリット・シングス」、そしてこちらの作品と一連のアルバムの録音をしました。タイトルはズバリ"コルトレーンがブルースを演奏する"というもの。いわゆるブルースの枠も超... -
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Ornette Coleman – At The Golden Circle Vol.1 何もない空間から降ってくる。
「ゴールデン・サークル」という英語名を持つストックホルムにあるジャズ・クラブ「Gyllende Cirklen」にて1965年に録音された、オーネット・コールマン・トリオによる最高傑作とされるライブ・アルバム。ピアノレスのアルトのワンホーンというミニマム... -
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Bill Evans – At The Montreux Jazz Festival リリカルだけじゃないハードな一面。
1968年6月15日に行われたスイスのモントルー・ジャズ・フェスティヴァルでのライブ録音。会場の近くのレマン湖のほとりに建つ古城の写真がジャケットで使われており、この盤の通称は「お城のエヴァンス」。このフェスの名前を一躍世界中に広めた作品として... -
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Hank Mobley – Soul Station 音楽の聴き方は自由だ。
1960年の吹き込み。ハンク・モブレーのリーダー8作目にして、初リーダー作10インチ『ハンク・モブレー・カルテット』以来約5年ぶりのワンホーン・カルテット作品です。こちらは当時直輸入盤として東芝EMIより販売されたLiberty盤のジャケ仕様。 &... -
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Lem Winchester – Another Opus 元警察官のソウルとブルース。
タイトルの「Another Opus」はミルト・ジャクソンの名盤「Opus de Jazz」を意識して、対抗するべく?付けられました。しかもメンバーもほぼ一緒で、フランク・ウェス、ハンク・ジョーンズ、エディ・ジョーンズと、ドラムだけケニー・クラークが渡欧して... -
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Walter Bishop Jr. – Speak Low ピアノがグルーヴにハマる41分間。
1961年録音のウォルター・ビショップJrの代表作。このトリオの肝となるベースにはこの録音の翌年よりジョン・コルトレーン・カルテットに参加し、骨太な土台を築く事になるジミー・ギャリソン、そして控えめながらも小刻みに他2人を際立たせる攻撃的なグ...