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Ben Webster – Sophisticated Lady ストリングスとベテランのサブトーン。

 1954年録音。コールマン・ホーキンス、レスター・ヤングと並ぶスウィング期の三大テナーマンの一人、ベン・ウェブスターお得意のバラード傑作です。渋いサブトーンとビブラートの効いたとてもゆったりとした大人のジャズ。包容力が半端ないですね。ウイスキーはあまり得意ではありませんが、無駄に呑みたくなってしまいます。
 

Ben Webster - Sophisticated Lady
 

 ウィズストリングスの作品はどうやらジャズファンからは若干敬遠されてしまうようですね。アドリブがほとんどなく熱気やワクワク感にかけるからかもしれませんが、何も気にせずリラックスして音楽を聴きたい時もありますよね。ジャズとストリングスの弦の音色を同時に聴けるなんて、逆に言うともっとこの路線の録音がたくさん溢れていてもいいのではないかと思ってしまいます。ましてやこの時代の音は悪く言えば古臭いですが、どこかホッとする独特の雰囲気があって今の時代に再現は難しいですしね。
 

 ベン・ウェブスターはミズーリ州カンザス・シティ生まれ。1932年にカウント・ベイシー等を擁する地元のベニー・モーテン楽団に加わります。その後ニューヨークに進出しフレッチャー・ヘンダーソンや、キャブ・キャロウェイ、テディ・ウィルソンの楽団で活動し、1940年にデューク・エリントンの楽団に加わります。この時にはソロイストとしての実力を発揮し名声を得ていきました。
しかし1943年にデュークと喧嘩してひっぱたいてしまったそうで、クビ。働きながらソロで活動をはじめていきます。誰にでも予期せぬ転機があるものですね。後のリーダー作や共演作にたくさんの名盤が生まれたので、ある意味この時期の独り立ちは正解だったのかもしれませんね。この作品も生まれなかったかもしれません。
晩年は渡欧し最後の10年は気が向いたときに演奏するというスタイルだったそうです。なんだか羨ましく思います。
 

 日々、今日のこと、明日のことで頭はいつもいっぱいですが、少し先を見据えていくことも必要なのかななんて思いながらこのアルバムを聴いてしまいました。
いやいや、今はまだ今日を頑張ることだな。きっとその連続で良い未来が拓いていくのでしょう。ベン・ウェブスターもきっとそうだったのでしょう。

Ben Webster With Strings – Sophisticated Lady
ベン・ウェブスター・ウィズ・ストリングス – ソフィスティケイテッド・レイディ

 Verve 

  1. All Too Soon
  2. Love Is Here To Stay
  3. It Happens To Be Me
  4. My Funny Valentine
  5. You’re Mine You
  6. Do Nothin’ Till You Hear From Me
  7. Prelude To A Kiss
  8. Come Rain Or Come Shine
  9. Sophisticated Lady
  10. Love’s Away

Ben Webster (ts)
Tony Scott (cl)
Jimmy Hamilton (cl)
Danny Bank (cl,fl,bcl)
Teddy Wilson (p)
Billy Strayhorn (p)
Ray Brown (b)
George Duvivier (b)
Wendell Marshall (b)
Jo Jones (ds)
Louie Bellson (ds)
The Duke Ellington Orchestra

Arramged by Billy Strayhorn, Ralph Burns

Recorded 1954.3.30 & 1954.5.28 & 1954.12.15

Ben Webster - Sophisticated Lady

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この記事を書いた人

海と山と畑に囲まれて、糸島の片隅で音楽を聴いています。中古オーディオとレコードの買取、整備、販売を仕事としています。オーディオマニアではありません。ただの音楽好きです。

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