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Jazz– category –
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Sonny Rollins – A Night At The “Village Vanguard” 非合法酒場生まれのクラブでの初のライブ録音。
ソニー・ロリンズ初のリーダーとしてのライブ、そしてニューヨークの名門クラブ、ヴィレッジ・ヴァンガードのライブ・レコーディングとして初の作品です。 このライブは1957年11月に行われました。初のリーダーと言ってもロリンズはこの... -
Clifford Brown – Memorial Album 彗星の如く輝くメモリアル・アルバム。
1956年6月26日未明、僅か25歳という若さで自動車事故で急逝した天才、クリフォード・ブラウンの名演です。この作品はもともと10インチで別々にリリースされたものを1枚にまとめたもの。共演にルー・ドナルドソンのサックス、ドラムにフィリー・ジョー・... -
Bodil Niska – First Song ニスカの初リーダー作。切なくとても力強く。
1曲目はどこかで聴いたことのあるメロディ。アイルランド民謡の『Danny Boy』。初リーダー作のオープニングにこの曲とは。僅か数秒でその世界に引き込まれます。 ボディル・ニスカさんは女性だけれども、正直男性より力強い。そして徐々に... -
Donald Byrd – Fuego プロフェッサーの知的なファンキー・ジャズ。
1959年録音。ドナルド・バードの代表作にして、誰もが認めるファンキー・ジャズのブルーノート4000番台屈指の名盤。すべてバードのオリジナル曲というところも聴きどころ。 『Fuego』とはスペイン語で『炎』を意味するそうです。 レコー... -
McCoy Tyner – The Real McCoy 遅れてきた正真正銘のオリジナル『本物』。
1967年発表。ブルーノートでの記念すべきリーダー第1作目。アルフレッド・ライオンがプロデュースした最後の作品の1つになります。タイトルはズバリ、『ザ・リアル・マッコイ』。禁酒法時代からのスラングで、本物の酒、つまり『本物』、『正真正銘のオリ... -
Dexter Gordon – A Swingin’ Affair 傑作『GO』の2日後に録音された名盤。
1962年録音。傑作『Go!』と同じメンバーで、そのわずか2日後に録音された作品です。『Go』が"本気"なら、こちらは"遊び"になるでしょうか。いやいやこちらこそ真髄とも言える、とてもリラックスした中でのびのびと演奏していて気張らずに聴けます。演者... -
Count Basie & Kansas City 7 単音でもスイングするピアノ。
カウント・ベイシーといえばビックバンド演奏といえますが、たまに7人編成のコンボでの演奏も行っておりまして、こちらはカンサス・シティ・セヴン名義での、1932年、1944年に次ぐ1962年録音の3作目です。 ベイシーは1904年ニュージャ... -
Herbie Hancock – The Prisioner 新婚旅行の食中毒が大きな転機に。
1968年夏にハービーは新婚旅行のブラジルで食中毒にあい帰国が遅れ、マイルスのライブに穴をあけてしまいました。アメリカに戻ったときにはチック・コリアがピアノの椅子に座っていたといたとの説があります。。 この年にハービーは5年間在籍したマイル... -
Miles Davis Quintet – Workin’ 絶妙なタッチのミュートと初期コルトレーン
まずこのジャケット。このあえてなのか適当なのかの絶妙な感じ。とてつもなく印象が強い。かの有名なプレスティッジでのマラソン・セッションの4部作の1つ。1956年5月11日と10月26日に録音し、全てワンテイクでOKになったと言われている不屈の名作の1枚... -
Chick Corea – Return to Forever ジャズ・フュージョンへの流れと暗黒時代
1972年録音。カモメが羽ばたいているジャケットなので、通称『カモメ』と呼ばれています。ジャンルを超えて70年代音楽史に残る名盤ですね。 名義はチック・コリアですが、実質はチック・コリアとベースのスタンリー・クラークを中心に、ドラムのアイアー... -
Miles Davis & John Coltrane – Live in Stockholm 1960 静と動の最終型。
マイルス&コルトレーンでいうと、これが最終型でしょうか。1959年の名盤 「Kind Of Blue」の翌年でもあり、「So What」と「All Blues」が演奏されておりますが、もう誰がリーダーなのかわからないくらいにコルトレーンが怒涛のソロを繰り広げてます。そ... -
Don Cherry – Symphony for Improvisers 即興演奏家のためのシンフォニー
ドン・チェリーは1957年にオーネット・コールマンに出会い、1958年、オーネット・コールマンのアルバム『サムシング・エルス』でその名を知られる事になります。以来、コルトレーンやソニー・ロリンズなどの錚々たる面々と共演を重ねるのでした。ブルー... -
Sarah Vaughan – Sassy Swings Again マーキュリーでの60年代最後の作品。ビックバンドと痛快にスイング!
サラ・ヴォーンは1924年3月27日、ニュージャージー州ニューアーク生まれ。エラ・フィッツジェラルドと並ぶ名実共に最高の大スターですね。彼女のしっとりした僕のイメージを覆したアルバムがこちら。1967年の録音作品です。 ジャズ・ヴ... -
Kenny Burrell – Introducing 初のリーダー作。ハード・バップ・ギターの発明。
1950年代に入りニューヨークの景気が回復してきた事でジャズシーンも次第に賑やかさを増していきました。白人中心のウエスト・コースト・ジャズがムーブメントとなる中、それに負けてられるかと若手黒人ミュージシャンが主導権を奪還する動きがあり、ハ...