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真夏なのに涼しい雨の日が続きますね。そんな日はこれ、灰色空によく似合うレイ・ブライアント初のトリオでの作品。しっとりと、流れていくように優しいタッチがとても心地よい作品です。
録音は1957年。ベースはアイザック・アイザックス、ドラムスはスペックス・ライト。カーメン・マクレーのバックで演奏していた時期ですので、息はピッタリ。リズム隊の二人はあくまでブライアントのピアノを引き立てる事に徹していて、とてもバランスも良いですね。
再生と同時に”Golden Earrings”のオープニングで部屋の空気が一変します。ビクター・ヤングが書いた映画の主題曲ですが、見事にジャズ化し、レイ・ブライアントの人気を決定付ける曲になりました。続いて2曲目3曲目と、、余計な説明は不要ですね。最後の曲までの並びもとても良いです。7曲目にクリフォード・ブラウンのオリジナルがあったりと、ブライアントが弾くとこうなります、みたいなファンには嬉しい選曲もありです。
Ray Bryant Trio – Piano Piano Piano
レイ・ブライアント・トリオ – ピアノ ピアノ ピアノ
Prestige
- Golden Earrings
- Angel Eyes
- Blues Changes
- Splittin`
- Django
- The Thrill Is Gone
- Dahoud
- Sonar
Ray Bryant (p)
Ike Isaacs (b)
Specs Wright (ds)
Supervised by Bob Weinstock
Recorded by Rudy Van Gelder
Recorded 1957.4.5