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ドン・チェリーは1957年にオーネット・コールマンに出会い、1958年、オーネット・コールマンのアルバム『サムシング・エルス』でその名を知られる事になります。以来、コルトレーンやソニー・ロリンズなどの錚々たる面々と共演を重ねるのでした。ブルーノートに3枚のアルバムを残していますが、その内の1枚が1966年録音のこちらです。
聴き込めば聴きこむほどに、各々のプレイの交差する瞬間やヴァイブや読みが高い次元で繋がっている事がわかってきます。そしてけっしてデタラメではなくルールがあるのですよね。
フリー・ジャズというと何か少し難解で迷宮入りなメージがありますが、この作品はあくまで前向きで爽快なパワーがあり、音と音の隙間の緊張感が絶妙でとてもスリリングです。
ドン・チェリーは初期は通常のトランペットを使用しておりましたが、一般にはポケットコルネット奏者として知られておりますね。その他にもピアノ、パーカッションなど、曲によってはヴォーカルもこなしております。
Don Cherry – Symphony for Improvisers
ドン・チェリー – 即興演奏家のためのシンフォニー
Blue Note
- Symphony For Improvisers
- Nu Creative Love
- What’s Not Serious
- Infant Happiness
- Manhattan Cry
- Lunatic
- Sparkle Plenty
- Om Nu
Don Cherry (cor)
Gato Barbieri (ts)
Pharoah Sanders (ts, picc)
Karl Berger (vib, p)
Henry Grimes (b)
Jean-Francois Jenny-Clark (b)
Ed Blackwell (ds)
Produced by Alfred Lion
Recorded by Rudy Van Gelder
Recorded 1966.9.19