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Phishは1983年に学生だったトレイ・アナスタシオ(g)とジョン・フィッシュマン(ds)、マイク・ゴードン(b)の運命的な出会いによって結成。85年にペイジ・マッコーネル(kbd)が加入し活動をはじめます。
88年に初アルバムを制作。92年にはメジャーから『ア・ピクチャー・オブ・ネクター』を発表し、大規模な全米ツアーも行なうようになり、数々の音源をリリースしジャム・バンド・シーンの頂点に君臨。95年には『ローリング・ストーン』誌で特集が組まれ、「全米最大のアンダーグラウンド・バンド」と評されます。
そんな、フィッシュとの出会いは99年フジロックでした。当時ステージスタッフのアルバイトの1人として、フジロックに初参加。そして担当のステージはフィールド・オブ・ヘブンでした。3日間4時間に及ぶ計12時間のセット。1曲も同じ曲は無し。最後のアンコールのアンコールはアカペラで締め。僕の音楽感を根底から覆したのでした。苗場でのピースフルな雰囲気は、ここで作られたと言っても過言ではないと思います。
ちなみにこの時のライブの模様は、2011年にフィッシュのオフィシャルサイトでリリースを発表されております。日本の震災義援金を目的に企画されたものでした。29日にフィッシュは苗場に到着した後、リハを一番大きなグリーン・ステージで行いましたが、そのリハ中にステージ裏に自分は到着、フィードバックするギターの音。なんだこの音楽は!?と衝撃を受けたのを今でもはっきり覚えています。その場にいたスタッフ皆がやっぱりいいな~。と作業の手を止めて聴き入っていました。その曲『What’s the Use』も最後に収められております。
“JAPAN RELIEF”: FIELD OF HEAVEN FUJI ROCK FESTIVAL, JAPAN
フィッシュの真髄はライブにありますが、オススメアルバムは?と聞かれれば答えるのはこのアルバムです。それにしても活動再開したフィッシュが日本に来るのが待ち遠しいですね。
Phish – The Story Of The Ghost
フィッシュ – ストーリー・オブ・ザ・ゴースト
Elektra
- Ghost
- Birds Of A Feather
- Meat
- Guyute
- Fikus
- Shafty
- Limb By Limb
- Frankie Says
- Brian And Robert
- Water In The Sky
- Roggae
- Wading In The Velvet Sea
- The Moma Dance
- End Of Session
Trey Anastasio (g)
Mike Gordon (b)
Jon Fishman (ds)
Page McConnell (key)
Produced by Andy Wallace
Recorded 1998.4-6