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1962年録音。傑作『Go!』と同じメンバーで、そのわずか2日後に録音された作品です。『Go』が”本気”なら、こちらは”遊び”になるでしょうか。いやいやこちらこそ真髄とも言える、とてもリラックスした中でのびのびと演奏していて気張らずに聴けます。演者自身が楽しんでいると、聴いている人にも当然伝わるということですね。
1曲目、夏の青空を思わせるような清々しい曲から、2曲目はビリー・ホリデーが作曲したバラードで深いですね。40年代最高のバップ・テナーとも言われたデクスターが、一線を退いていた50年代を経て、酸いも甘いも噛み分けたベテランらしい深い演奏が聴けます。
ソニー・クラークの弾む丸いピアノ・タッチの演奏も素晴らしいですね。クラークはこの録音の2ヶ月後に病に倒れますが、晩年のソニー・クラーク・トリオの熟練した演奏が聴けるのも魅力です。ブッチ・ウォーレンのソロもいいですね。ビリーのアドリブも素敵です。
Dexter Gordon – A Swingin’ Affair
デクスター・ゴードン – ア・スインギン・アフェア
Blue Note
- Soy Califa
- Don’t Explain
- You Stepped Out Of A Dream
- The Backbone
- Until The Real Thing Comes Along
- McSplivens
Dexter Gordon (ts)
Sonny Clark (p)
Butch Warren (b)
Billy Higgins (ds)
Produced by Alfred Lion
Recorded by Rudy Van Gelder
Recorded 1962.8.29