PerfectWave Power Plant 5 | ファームウェアのアップデート方法

PS Audio PerfectWave Power Plant 5

PS Audio PerfectWave Power Plant 5 クリーン電源、買い取りさせて頂きました。

交流電流を一旦直流電流に変換し、再び正確な正弦波の交流電流を成型する、リジェネレーター方式のクリーン電源です。出力電圧の可変が95V~115V程度可能。タッチパネル液晶により詳細なコントロールが可能です。

今回買い取らせて頂いたこちら、電源を入れてセットアップ画面を確認したところ、最新のファームウェアにアップデートされていない状態でしたので、更新作業をしたいと思います。

目次

ファームウェアのアップデート方法

SDカードにデータを保存

まずはパソコンに、下記のPS Audioのメーカーサイトより、ファイルをダウンロードします。
『Perfectwave Power Plant 5 & 10 v0.46』をクリックすると、自動的にダウンロードが始まります。

SDカードは、フォーマットがFAT16かFAT32で、2GBの容量を超えない標準型SDカードを用意します。(Ultra、Ultra II SDHCタイプは認識されませんので注意です。)

ダウンロードした圧縮ファイルを解いた後、フォルダの中に入っているデータをSDカードに移動します。データ量は軽く、2.5MB程。

本体のデータを更新

本体の電源を落とした状態(背面のメインスイッチがオフの状態)で、データを入れたSDカードを本体背面のカードスロットに差し込みます。

SDカードを差し込んだ状態で、背面スイッチをオンにすると、自動的にアップデートが始まります。
フロント面のロゴスイッチが点滅し、カチッ、カチッ、と何度か音がして1分程度で完了します。

アップデート内容

アップデートするとセットアップ画面にマルチウェーブの強度調整が追加されます。
『MW STRENGTH』という項目です。標準が4。1~6まで調整できます。

Power Plant 5は通常のサインウェーブ(正弦波)と、一般家庭の壁コンセントから供給される1つだけの正弦波だけでなく、複数の周波数をミックスして出力するマルチウェーブの選択が可能です。マルチウェーブは大きい電源トランス、またはより強力なコンデンサーが搭載されたようなパフォーマンスが得られるという機能ですが、その強度を1~6まで調整出来るようになるという事ですね。システムと好みに応じてより良い効果が期待できますね。
ただ強度5と6については、本体が既にたくさんの機器を繋いでいて最高出力(1000VA)に近い状態であったり、または低い入力電圧を満たすように動作している時は、出力歪みが増えてしまいますので注意が必要という事です。

THD(歪率)と音質

電源環境を整えるとアンプやプレーヤーの本来のパフォーマンスが得られます。場合によってはアンプを変えたくらいに音質が向上する事もあるかと思います。クリーン電源をまだ使われていない方は導入を検討されてみては如何でしょうか。

ちなみにPower Plant 5はステータス画面で入力電源のTHD(歪率)と、出力電源の改善されたTHD(歪率)が数値で確認出来ます。きちんと効果を数値で見て確認出来ると安心しますね。都心のマンションなどでは元々の歪率が5~10%にもなる事があるようですので、大幅にそれぞれの機器の本来の音質に改善できる場合もあるかもしれません。

PS Audio PerfectWave Power Plant 5

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この記事を書いた人

海と山と畑に囲まれて、糸島の片隅で音楽を聴いています。中古オーディオとレコードの買取、整備、販売を仕事としています。オーディオマニアではありません。ただの音楽好きです。

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