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Piano– tag –
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Stanley Turrentine – Blue Hour 甘くホロ苦い。たまにはちょっといいお酒を。
タイトル通りブルージーな時間ですねぇ。甘くホロ苦い。たまにはちょっといいお酒を飲みたくなってしまいます。仕事で長い一日を過ごした後とか、あるいは何かちょっと良い事があってしっとり余韻に浸りたい時とかに、ゆったりとソファに深く座って聴き... -
Freddie Redd – Music From The Connection 何故か解らないけど、泣けてくる。
フレディ・レッドは1928年ニューヨーク生まれのピアニスト。50年代始め頃より活動を始め、タイニー・グライムス 、 クーティー・ウィリアムズ 、 オスカー・ペティフォード 、ジイブ・ ボンバーズ、アート・ブレイキー等と共演。そして59年にニューヨー... -
Kenny Drew Trio – Dark Beauty ヨーロッパ最強の2人との出会い、スティープル・チェイスが生まれた幸運。
ケニー・ドリューは61年に渡仏、その後デンマークのコペンハーゲンあるクラブ「モンマルトル」を拠点に活動を始めます。そしてアメリカの人種差別に嫌気がさし移住する事を決意するのでした。 こちらは1974年にスティープル・チェイス・レコードよりリリー... -
John Coltrane – Coltrane Time 強烈にズレる。 それぞれの解釈でのフリーへの展開の予感。
バラバラというかなんと言うか。最初っからセシル・テイラーのコードが強烈です。他のメンバーとの交わらなく、コルトレーンは別次元の方向に進んでいる感じだし、ケニー・ドーハムの真っ直ぐバップなブロウは窮屈な感じだし、そしてチャック・イスラエ... -
Tommy Flanagan Trio – Eclypso 熟練のメンバーによる上質で痛快な職人技。
雨が続きますね、台風も迫っているので今日は選挙の期日前投票に行きましたが、午前中の早い時間にも関わらず長蛇の列が出来ていてびっくりしましたよ。台風の影響で投票率が落ちないことを願いたいです。 さて、こちらはトミー・フラナガンの1977年リリ... -
Herbie Nichols Trio 落ちそうで落ちない平均台に乗っているかのよう。
10年ほどに渡ってブルーノートのアルフレッド・ライオンに録音を嘆願してようやく実現したという珍しい作品。1曲目の出だしから只者ではないことが伺えますね。普通ではないですね、時間軸を揺さぶられるというかなんというか。リズムも構成もメロディも... -
Horace Parlan – Up & Down 幻のプレイハウス・フォー&グラント・グリーンのスーパーバンド。
1960年2月に初のリーダー作「Movin' & Groovin'」をリリースし、翌年1961年6月のこの作品を録音するまで僅か1年半でなんと6作品をリリース。そしてこの完成度。ブルーノートが凄いのか演者が凄いのか、両方でしょうね。とんでもない時代です。 &n... -
Bill Evans – New Jazz Conceptions 27歳の時の初リーダー作。キラキラと光るように。
時代は第二次世界大戦後、まだまだ世界的に激動の時代でありました。ビル・エヴァンスも51年に徴兵され54年まで兵役を努めます。ジャズで言えば、ビ・バップからハード・バップへの移行期でした。55年にニューヨークへ進出後、56年にリバーサイドと契約... -
Kenny Drew - Undercurrent 50年代はブルーノートで始まり、ブルーノートで締めくくり。
1曲目からスリリングに疾走するサム・ジョーンズのベースとケニーのピアノ!そして少し前に名盤「ロール・コール」を録音したばかりのハンク・モブレーと若き相棒フレディ・ハバードのフロントのバッパー2人の抜群のコンビネーション。ルイス・ヘイズの... -
Ray Bryant Trio – Piano Piano Piano 真夏の涼しい雨の日に。至極のピアノ・トリオ。
真夏なのに涼しい雨の日が続きますね。そんな日はこれ、灰色空によく似合うレイ・ブライアント初のトリオでの作品。しっとりと、流れていくように優しいタッチがとても心地よい作品です。 録音は1957年。ベースはアイザック・アイザック... -
Duke Jordan – Flight To Jordan 渡欧前に残した不遇の時代の名盤。
哀愁のピアニスト、デューク・ジョーダンの全曲自作による1960年録音のブルーノート唯一のリーダー作です。フロントの2管にはトランペットのディジー・リースと、テナーサックスのスタンリー・タレンタイン。ブルージーな曲を最大限引き出しています。 &... -
Red Garland – Soul Junction 延々ループにハマりそうになる”くつろぎのハード・バップ”
1957年に吹き込まれたプレスティッジからのリーダー作品。フロントにはテナー・サックスのジョン・コルトレーンと、トランペットのドナルド・バード。ベースはジョージ・ジョイナー、ドラムはアート・テイラー。豪華です。 タイトル・ナ... -
Sonny Clark – Dial S for Sonny 26歳の誕生日に録音された初リーダー作。ダイヤルMを廻せ。
クラーク初めてのリーダー作。1957年、彼の26歳の誕生日に録音された作品です。タイトルはヒッチコックの映画「ダイヤルMを廻せ」を捩ったもの。フロントはアート・ファーマー、ハンク・モブレー、カーティス・フラーと相性抜群のブルーノート・オールス... -
Sonny Clark – Cool Struttin’ 何故アメリカでは当時あまり評価されなかったのか。
1958年にリリースされ、今も愛され続ける超名盤、ソニー・クラークのクール・ストラッティン。ジャケットの雰囲気そのままにクールでちょっと都会的でブルージー。サイドメンの演奏も凄く良く、クラークの重心の低いタッチと少し力の抜けた雰囲気が絶妙... -
Horace Silver & The Jazz Messengers シルバーとブレイキー、初代JMのチームワーク。
このアルバムは1954年と1955年に別々に録音されたもの。実はジャズ・メッセンジャーズは55年に旗揚げされたので、この時まだJMという存在はありませんでしたが、1956年にLP化される時にシルバーのリーダー作ではありますが、ジャズ・メッセンジャーズの...