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1957年録音、バップ・スター集結の怒涛の3管ブローイング・セッション盤。ソビエトが打ち上げた人類初の人工衛星スプートニク1号にインスパイアされて作った曲”Sputnik”から始まります。ジャケットもロケットそのまんま。で、タイトルが『ルー・テイクス・オフ』って。w
フロントにはアルトサックのルー・ドナルドソンに加え、トランペットはドナルド・バード、トロンボーンはカーティス・フラーの3人。それぞれのソロも絶好調で持ち味が活きてますね。ソニー・クラークのピアノも力が抜けていていい感じ。後半のジョージ・ジョイナーの重いスイングのベースソロも憎い、アート・テイラーの金物の刻み、フィルも痛快。何よりライブ盤のような勢いそのままに録音しましたというジャム・セッション、突き抜けるような4曲、爽快感いっぱいです。
ルー・ドナルドソンは1926年生まれ。チャーリー・パーカー直系のアルトとしてデビュー。その後はファンキー、ソウル・ジャズへ路線変更し数々のリーダー作を残します。そして未だ現役。少し体調は芳しくないようですが、きっと生涯現役を貫くのでしょう。羨ましい年のとり方ですね。
ルーさんのオフィシャル・ホームページを見てみましたが、とてもいい顔してます。
Lou Donaldson – Lou Takes Off
ルー・ドナルドソン – ルー・テイクス・オフ
Blue Note
- Sputnik
- Dewey Square
- Strollin’ In
- Groovin’ High
Lou Donaldson (as)
Donald Byrd (tp)
Curtis Fuller (tb)
Sonny Clark (p)
George Joyner (b)
Art Taylor (ds)
Produced by Alfred Lion
Recorded by Rudy Van Gelder
Recorded 1957.12.15