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ジミー・スミスがブルーノートに吹き込んだ作品は、初録音の56年から62年のヴァーブに移籍までの僅か6年の間に、後に未発表作品としてリリースされた物も含め、なんと30枚もあります。如何に当時リスナーに支持されていたかがわかりますね。こちらの作品はリーダー18作目?にあたるスミスの代表作の1枚。ジャケデザインも素敵です。
スミスの真骨頂はオルガン・トリオにあるかも知れませんが、こちらはテナーにスタンリー・タレンタインが加わり、全体的に超ブルージーな雰囲気になっています。更にケニー・バレルが加わりクリアでしっとりなギターサウンドもブレンドされています。そしてその雰囲気をきちんと吸収して、空気を染めるフレージングを繋ぐスミスの演奏がまた素晴らしいです。
ベースはオルガンの足。鍵盤とベースが両方ともスミスなもんだから、リズムが乱れずノリが終始引っかかる事がないです。まさにダンス・ミュージック。オルガンを使ってまるでスミス自身が踊っているかのよう。踊らずにはいられないグルーブが生まれています。
タイトル通り真夜中を感じさせるソウルフルでスペシャルな作品です。
Jimmy Smith – Midnight Special
ジミー・スミス – ミッドナイト・スペシャル
Blue Note
- Midnight Special
- A Subtle One
- Jumpin’ The Blues
- Why Was I Born
- One O’Clock Jump
Jimmy Smith (org)
Stanley Turrentine (ts)
Kenny Burrell (gt)
Donald Bailey (ds)
Recorded by Rudy Van Gelder
Recorded 1960.4.25