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ジャッキー・マクリーンの1959年録音、ワンホーン・カルテット作品としては初のリーダー作です。タイトルにある通りテーマはスイングという大きな命題。
ジャズ・メッセンジャーズ退団後、プレスティッジを離れて、ブルーノートよりリリースする事になりますが、その2作目。スタンダードが中心のレパートリーになっていますが、何れの曲も本当に素晴らしい演奏。マクリーン自身が曲を愛しているのが解ります。
時期としては実力の認められている中堅どころ、この作品はワンホーン・カルテットというまさに主役でもありますので、周囲からの期待もきっと大きかったことでしょう。そんな期待に十分応えつつ気負いは感じさせない安定のブローイング。いい感じです。
メンバーにはパド・パウエルの一番弟子のウォルター・ビショップ、マクリーンのソロが活きているのは彼のおかげでしょう。ドラムのアート・テイラーはこの頃絶好調。引っ張りだこの時期ですね。ベースのジミー・ギャリソンは後のコルトレーン・カルテットに在籍し超絶テクニック見せますが、既にこの時には抜群のリズムを見せています。
アルフレッド・ライオン曰く、「彼らはやって来て、スイングし、帰っていった。だからこのアルバムを ”スイング・スワング・スインギン” と名付けたのだ。」だそうです。いいですね。ジャズですね~。
Jackie McLean – Swing Swang Swingin’
ジャッキー・マクリーン – スイング・スワング・スインギン
Blue Note
- What’s New
- Let’s Face The Music And Dance
- Stable Mates
- I Remember You
- I Love You
- I’ll Take Romance
- 116th And Lenox
Jackie McLean (as)
Walter Bishop, Jr. (p)
Jimmy Garrison (b)
Art Taylor (ds)
Produced by Alfred Lion
Recorded by Rudy Van Gelder
Recorded 1959.10.20