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ブルーノートレーベルが初めて女性ヴォーカリストと契約して、1962年にリリースしたのがこちらのアルバムです。そして彼女のファースト・アルバムでもあります。
アルフレッド・ライオンはレコード番号に主流だった1500番台~4000番台に加え、新たにヴォーカルシリーズとして9000番台を用意するのでした。ただヴォーカルシリーズは長くは続かなく、このアルバムとシーラ・ジョーダンの『ポートレイト・オブ・シーラ』の2枚しか存在しないのです。貴重な録音になりました。
演奏はアイク・ケベックのテナー・サックスに、グラント・グリーンのギター。彼女のソウルフルでブルージーな歌声に良く合いますね。ピアニストのサー・チャールズ・トンプソンのオルガンもとてもリラックスした雰囲気でいい感じです。
彼女は1930年生まれ。ゴスペルで歌っていた母の影響を受けて歌を始め、学生時代にはアマチュアコンテストで賞をもらうなどしておりましたが、卒業後は看護婦の仕事に就くのでした。そんな中地元のバッファローにドラマーのコージー・コールのバンドがやって来た事がきっかけで、シンガーの道へ進む事になります。
当時このアルバムはあまり成功しなかったらしくレコードの存在は非常に貴重な物になりましたが、1996年にCD化され改めて評価を得る事になるのでした。
今現在も地元バッファローのクラブで元気に歌っているそうです。
Dodo Greene – My Hour Of Need
ドド・ジェーン – マイ・アワー・オブ・ニード
Blue Note
- My Hour Of Need
- Trouble In Mind
- You Are My Sunshine
- I’ll Never Stop Loving You
- I Won’t Cry Anymore
- Lonesome Road
- Let There Be Love
- There Must Be A Way
- Down By The Riverside
- Little Things Mean A Lot
Dodo Greene (vo)
Ike Quebec (ts)
Grant Green (gt)
Sir Charles Thompson (org)
Herbie Lewis, Milt Hinton (b)
Al Harewood, Billy Higgins (ds)
Recorded by Rudy Van Gelder
Recorded 1962.4.2 & 17