DENON DCD-SA10 SACDプレーヤー 福岡県早良区にて出張買取させて頂きました。ありがとうございます!
かれこれけっこう古い製品になってしまいましたが、2002年に発売のCDとSACD独立した回路設計の当時のフラッグシップです。アンプ並みの重量と質感。そしてマルチ再生対応。さっそく音を聴いてみましたが、厚みや滑らかさはやはり素晴らしいですね。
最近はおそらくハイレゾDSDのデータ音源が盛んになってきているのもあり、ハードの劣化のリスクがあるSACDのシェアは狭くなってきているのではないかと感じますが、SACDの倍のデータ量の音源だとしても、結局は再生機のグレードやDACの質などにより音も左右されると思うので、おそらくSACDがなくなることはないのかなと思います。プレーヤーによって全然音は変わりますからね。特にこのSA10は今となっては逆にアナログ的な柔らかさや暖かさがあるのが特徴とも言え、データ音源にはそもそもどうやっても出せない質感なのかもしれないなと感じました。
そうそう、マルチ対応なので全然マルチで聴いたことのない、ピンク・フロイドのダークサイド・オブ・ザ・ムーンを聴いてみました。マルチ用のシステムがないので、有り物のスピーカーをたくさん繋いでみただけなので音質的なところまで追求ができませんでしたが、鳴り方がハンパないですね。飛び交います。かなりのエンターテイメント。これはしっかりとしたシステムで聴きたくなります。とんでもない。しかし納得のいくスピーカーの音でサラウンドで組むなんてハードルが高い。このSACDは大事にとっておいていつかの夢にしておこう。。
それにしても『Dark Side Of The Moon』の邦題が『狂気』とは、ホント言い得て妙。考えたのは日本の音楽業界を代表するミュージックマン、石坂敬一さん。ピンク・フロイドが世界に放った影響力は凄まじいですが、石坂さんが日本に沢山のロックを根ざした功績もすごいですよね。でも今の時代にこういった邦題をつけたらSNSは大変な騒ぎになるのだろうな。w