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現代を代表するディーバ、カサンドラ・ウィルソンの2008年発表、ブルーノートより自身初のスタンダード作品です。このアルバムはグラミー賞最優秀ジャズ・ヴォーカル・アルバム賞を受賞しました。
彼女は1955年ミシシッピ州ジャクソン出身。父はベーシスト、母は教師だそうです。6歳よりピアノを始め、十代ではクラリネット、そしてギターも学びます。大学時代からヴォーカルとしてクラブで歌うようになり、その後は数々のジャズミュージシャンと幸運な出会いがあり本格的に活動を始め、80年代に7枚のリーダー作を制作、90年代に入りブルーノートと契約、元々実力のあった彼女の歌声は瞬く間に世に知れ渡るようになるのでした。
このアルバムは、スタンダードと言っても彼女が歌うと結局オリジナル。空気感は全編通してゆるく、とてもリラックスして聴けます。B面1曲目のギターとのデュオ、5曲目はベースとのデュオ、リファレンスとしても良く聴きますね。
彼女の低くスモーキーで圧倒的ディープな歌声は、聴きてを引きずり込んで、ほろ酔いさせて、現実から少し離れたところに連れて行ってしまうのです。
Cassandra Wilson – Loverly
カサンドラ・ウィルソン – ラヴァリー 恋人のように
Blue Note
- Lover Come Back To Me
- Black Orpheus
- Wouldn’t It Be Loverly
- Gone With The Wind
- Caravan
- ‘Til There Was You
- Spring Can Really Hang You Up The Most
- Arere
- St. James Infirmary
- Dust My Broom
- The Very Thought Of You
- Sleepin’ Bee
Cassandra Wilson (vo)
Rhonda Richmond (vo)
Lonnie Plaxico (b)
Reginald Veal (b)
Herlin Riley (ds)
Marvin Sewell (gt)
Lekan Babalola (p)
Recorded 2007.8.13-17