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トロンボーン奏者、ベニー・グリーンのリーダーによる1959年録音の作品、”歩きながら、話をしながら”、とてもホンワカ楽しく聴けるアルバムです。
ブルーノートに残した4枚のアルバムの中でも、特にシンプルでアーシー、そしてベニー・グリーンの陽気な人柄がよく表れている作品ではないでしょうか。
ベニー・グリーンは1923年生まれ、1942年にアール・ハインズ楽団に参加して、プロとしてのキャリアをスタートします。40年代後半にチャーリー・ヴェンチェラのグループに加わってから注目を集め、50年代初頭よりリーダー作を数多く残します。スウィング、バップを経由し、モダンへの時代を繋ぐように活躍しました。
モダン・ジャズのトロンボーンと言えばカーティス・フラーやグラチャン・モンカー3世、ボブ・ブルックマイヤー、そして同年代のJ.J.ジョンソンというところでしょうか、特にJ.J.ジョンソンの超絶テクニックは本当に凄いの一言ですが、そんな演奏とベニー・グリーンの演奏はまさに真逆。都会的なスタイリッシュな演奏に対してちょっと土臭く素朴な田舎的、どこか心落ち着く演奏です。誰が一番とかの話しではないですね。
ベニー・グリーンはステージに上って演奏する時は、腰を振ってダンスをしながら歩き回るそうです。このアルバムを聴くとそんな演奏の様子が目に浮かぶようです。
Bennie Green – Walkin’ And Talkin’
ベニー・グリーン – ウォーキン・アンド・トーキン
Blue Note
- The Shouter
- Green Leaves
- This Love Of Mine
- Walkin’ And Talkin’
- All I Do Is Dream Of You
- Hoppin’ Johns
Bennie Green (tb)
Eddie Williams (ts)
Gildo Mahones (p)
George Tucker (b)
Al Dreares (ds)
Produced by Alfred Lion
Recorded by Rudy Van Gelder
Recorded 1959.1.25