The Jazz Messengers – Hard Bop シルバー脱退後のJM、若いマクリーンのアルトが光ってます。

 1956年録音、ホレス・シルバーと別れた後の、新生The Jazz Messengersの2枚目のスタジオ録音です。タイトルにふさわしくこれぞハード・バップという内容。ヒットナンバーみたいな印象的な曲はありませんが、ちょっとしたミストーンも気にしない勢いと熱気に溢れた快作です。
 

The Jazz Messengers - Hard Bop
 

 ブレイキーの怒涛のドラミングはやっぱり凄い、全体を煽る煽る、盛り上げますね。そしてまだ若いジャッキー・マクリーンのアルト・サックスが素晴らしくのびのびしていて最高です。トランペットのビル・ハードマンも頑張って追いつけ追い越せという感じ。ピアノのサム・ドッカリーも凄く良いですね。コロムビアリリースらしく、全体的に音質は良くも悪くも纏まっている印象です。
 

 この時期はジャズ・メッセンジャーズにとって不遇の時代とされており、なかなか日の目を見ることが出来なかったのかもしれませんが、この後58年にベニー・ゴルソンと出会い更にメンバーチェンジを経て、「モーニン」の大ヒットへと繋がっていきます。

The Jazz Messengers – Hard Bop
ザ・ジャズ・メッセンジャーズ – ハード・バップ

 Columbia 

  1. Cranky Spanky
  2. Stella By Starlight
  3. My Heart Stood Still
  4. Little Melonae
  5. Stanley’s Stiff Chickens

Bill Hardman (tp)
Jackie McLean (as)
Sam Dockery (p)
Spanky DeBrest (b)
Art Blakey (ds)

Produced by Alan Douglas

Recorded 1956.11.12 & 13

The Jazz Messengers - Hard Bop

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この記事を書いた人

海と山と畑に囲まれて、糸島の片隅で音楽を聴いています。中古オーディオとレコードの買取、整備、販売を仕事としています。オーディオマニアではありません。ただの音楽好きです。

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