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2017年12月– date –
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Sonny Stitt – Pen Of Quincy スポットライトを浴びて立つスティット。 を想像してしまいます。
たまには甘いアルトでバラードを聴きたくなるのです。こちらはまだ若きクインシー・ジョーンズの極上アレンジによる、名人ソニー・スティットのアルトをフィーチャリングした1955年の作品。バックは豪華メンバーによるオーケストラです。広いステージの... -
Pete La Roca – Basra エキゾチックでアブストラクト。 中近東スパイスの新主流派メインストリーム。
ピート・ラロカは1938年生まれのドラマー。50年代後半よりソニー・ロリンズやジャッキー・マクリーンとの共演を経て名を知られるようになります。こちらの作品は65年録音の初リーダー作で唯一のブルーノート作品。 フロントにはジョー・... -
Kenny Drew Trio – Dark Beauty ヨーロッパ最強の2人との出会い、スティープル・チェイスが生まれた幸運。
ケニー・ドリューは61年に渡仏、その後デンマークのコペンハーゲンあるクラブ「モンマルトル」を拠点に活動を始めます。そしてアメリカの人種差別に嫌気がさし移住する事を決意するのでした。 こちらは1974年にスティープル・チェイス・レコードよりリリー... -
Eric Dolphy – Out There チェロと4つの変則リード楽器の不思議ワールド。
ピアノレス。まだ無名の頃のロン・カーターのチェロが入っている変則的なカルテット編成。エリック・ドルフィーが楽器を持ち替え縦横無尽に演奏します。 内容はこのダリっぽい絵が示唆するほどぶっ飛んでいるわけではなく、きちんと着地する王道ありき、... -
John Coltrane – Coltrane Time 強烈にズレる。 それぞれの解釈でのフリーへの展開の予感。
バラバラというかなんと言うか。最初っからセシル・テイラーのコードが強烈です。他のメンバーとの交わらなく、コルトレーンは別次元の方向に進んでいる感じだし、ケニー・ドーハムの真っ直ぐバップなブロウは窮屈な感じだし、そしてチャック・イスラエ... -
Gil Melle – Patterns In Jazz ウエストコースト風幾何学ジャズサウンド。
白人サックス奏者であるギル・メレは、1931年カルフォルニア州リバーサイド生まれ。十代前半の頃にはジャズクラブでサックスを演奏を始め、1952年にブルーノートと契約し初リーダー作品を吹き込みます。その後も録音を重ね、55年までに4枚の10インチをリ... -
Pee Wee Russell – Ask Me Now! モンクとの幸運な出会い。ディキシーとモダンとピアノレス。
ピー・ウィー・ラッセルは、1906年アメリカ・ミズーリ州メイプルウッド出身。ディキシーランド・ジャズやスウィングで知られるクラリネット奏者です。 こちらの作品は晩年の59歳の時、1965年にリリースした作品。盟友のトロンボーン奏者のマーシャル・...
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