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2017年10月– date –
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The Jazz Messengers – Hard Bop シルバー脱退後のJM、若いマクリーンのアルトが光ってます。
1956年録音、ホレス・シルバーと別れた後の、新生The Jazz Messengersの2枚目のスタジオ録音です。タイトルにふさわしくこれぞハード・バップという内容。ヒットナンバーみたいな印象的な曲はありませんが、ちょっとしたミストーンも気にしない勢いと熱... -
Miles Davis – Miles In The Sky 電気投入!黄金クインテットによる8ビートと探り。
1968年リリース、エレクトリック・マイルスへの過渡期の最初のアルバムです。色々と批評があり評価が分かれますが、ロックサイドから聴いても楽しめる作品ですね。 エレクトリックと言っても楽器はローズとエレキベースとギターを取り入... -
Tommy Flanagan Trio – Eclypso 熟練のメンバーによる上質で痛快な職人技。
雨が続きますね、台風も迫っているので今日は選挙の期日前投票に行きましたが、午前中の早い時間にも関わらず長蛇の列が出来ていてびっくりしましたよ。台風の影響で投票率が落ちないことを願いたいです。 さて、こちらはトミー・フラナガンの1977年リリ... -
Grachan Moncur III – Evolution 新主流派モンカーの初リーダー作。新時代へ。
ブルーノートの中でも一際色鮮やかなジャケット。こちらはトロンボーンのグレイシャン・モンカーが1963年にブルーノートに吹き込んだ初リーダー作。全曲モンカー作の新主流派によるアヴァンギャルドな内容。実験的でクールな感じとハード・バップの真っ... -
Herbie Nichols Trio 落ちそうで落ちない平均台に乗っているかのよう。
10年ほどに渡ってブルーノートのアルフレッド・ライオンに録音を嘆願してようやく実現したという珍しい作品。1曲目の出だしから只者ではないことが伺えますね。普通ではないですね、時間軸を揺さぶられるというかなんというか。リズムも構成もメロディも... -
Clifford Brown – Study In Brown チェロキーからA列車まで超エンターテイメント。
1曲目「チェロキー」から飛ばしますね~。早すぎ巧すぎ楽しすぎです。加えてたっぷりメロディも聴かせます。メンバー同士どんな話をしてからこの演奏に臨んだのでしょう。2曲目以降も緩急つけながら緊張感と暖かさのある演奏。最後の「A列車」まで超エン... -
Horace Parlan – Up & Down 幻のプレイハウス・フォー&グラント・グリーンのスーパーバンド。
1960年2月に初のリーダー作「Movin' & Groovin'」をリリースし、翌年1961年6月のこの作品を録音するまで僅か1年半でなんと6作品をリリース。そしてこの完成度。ブルーノートが凄いのか演者が凄いのか、両方でしょうね。とんでもない時代です。 &n... -
When Farmer Met Gryce 真面目でやさしい2人。お互いのリスペクトが生んだ奇跡の一時。
良いジャケットですね。この作品をそのまま表現しているかのよう。アート・ファーマーと盟友ジジ・グライスの双頭リーダー作です。 A面の4曲は1954年録音でバックはホレス・シルバー、パーシー・ヒース、ケニー・クラークの「WALKIN'」... -
Bill Evans – New Jazz Conceptions 27歳の時の初リーダー作。キラキラと光るように。
時代は第二次世界大戦後、まだまだ世界的に激動の時代でありました。ビル・エヴァンスも51年に徴兵され54年まで兵役を努めます。ジャズで言えば、ビ・バップからハード・バップへの移行期でした。55年にニューヨークへ進出後、56年にリバーサイドと契約...
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